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永遠に輝き続けるダイヤモンド
千種の今池にあります買取専門店、おたからや今池店の鈴木です!!
以前、ダイヤモンドの評価について触れさせて頂きました。
今回は知っていそうで知らないダイヤモンドについて詳しく見ていきます!
ダイヤモンドの構造からみる意外性
ダイヤモンドは、炭素だけからなる鉱物で、最も固い物質つまり硬度が最も高いが、割れてしまう性質もあり、透明で無色であります。ほかにも青色、黄色、紅色などの色みがかかっている「カラーダイヤモンド」もあります。
またダイヤモンドはダイヤモンドの硬さは古くからよく知られ、工業的にも研磨や切削など多くの用途に利用されています。
そして、その硬度の高さから「何をしても壊れなさそう」というイメージを持たれがちですが、傷に強い一方で熱に弱いという一面を持っています。
ダイヤモンドに熱を加えると、鉄を熱したときのように光りながら徐々に軟化し、表面がポロポロと剥がれ落ちるようにして燃えていきます。そしてそのまま高温の状態が続くと、ダイヤモンドは次第に小さくなり、最終的には二酸化炭素に変化(気化)し消滅してしまうのです。
ただし、バーナーやガスコンロ程度の火力で、ダイヤモンドが燃え尽きることがありません。しかしながら、熱を加えることで変色したり表面が曇ったりする可能性があるため、興味本位で火にかけるのはやめた方がよいでしょう。炭化したダイヤモンドは、宝石としての価値が無くなってしまいます。
なぜダイヤモンドだけが燃えて無くなってしまうのでしょうか。それは、ダイヤモンドが単一原子で構成された宝石だからです。
炭素には燃えやすいという性質があるため、炭素が結合したダイヤモンドもまた燃えやすいということになるのです。
なのでダイヤモンドは火気厳禁を徹底してください!!
ダイヤモンドの産出国
ダイヤモンドが採掘できるのは、この「ダイヤモンドがマグマとともに、地表近くまで上がってきたポイントのみ」となっているためダイヤモンドの産地は地球上でも限られています。
産出量ランキング
1.ロシア
2.ボツワナ
3.コンゴ共和国
4.オーストラリア
ロシア
ダイヤモンドの生産国として、採掘量が世界中で1位となっているのが「ロシア」です。
ロシアは、これまでに4,190万カラットものダイヤモンドを採掘しています。
4,000万カラットを超えるダイヤモンドを採掘している国はほかにはありません。
ロシアにはたくさんのダイヤモンド鉱山が存在し、中でも「ミール鉱山」が大部分を占めています。
ちなみに、ロシアはダイヤモンド生産国1位の地位を10年獲得し続けています。
ボツワナ
ボツワナのダイヤモンドは品質が世界最高峰の物が多く産出されています。
ダイヤモンドの生産国の一つである「ボツワナ」は、採掘量が世界で2位です。
しかし採掘額は世界で1位です。
ボツワナではこれまでに、2,073万カラットものダイヤモンドが採掘されています。
ボツワナの採掘量はロシアのおよそ半分ですが、それでも多くのダイヤモンドが採掘されています。
ボツワナでは、平均的なダイヤモンドの大きさよりも大型のものが多く採れます。
さらに、ボツワナのダイヤモンドは品質が高いことでも知られています。
そして、その利益によってボツワナは「アフリカの奇跡」と呼ばれる経済成長を遂げることに成功しました。
コンゴ共和国
ダイヤモンドの生産国である「コンゴ共和国」は、ダイヤモンドの採掘量3位です。
コンゴ共和国はダイヤモンドの採掘量が多く、これまでに1,604万カラットものダイヤモンドを採掘しています。
しかし、コンゴ共和国で採掘できるダイヤモンドの質は低く、主に工業用に活用されています。
コンゴ共和国の低品質なダイヤモンドは、ジュエリーには不向きであり、1カラットあたりの平均単価も安価です。
オーストラリア
オーストラリアは、ダイヤモンドの採掘量が世界で4位を誇る国です。
オーストラリアのダイヤモンド採掘量は、約1,357万カラットです。
また、オーストラリアは多くのダイヤモンドが採掘されているだけでなく、赤味を帯びた天然のピンクダイヤモンドが採れることでも有名です。
市場に出回っているピンクダイヤモンドの9割は、オーストラリア産となっています。
ちなみに、天然のピンクダイヤモンドは希少性の高い種類で、ダイヤモンドの20万個に1個しか採れないといわれています。
ファンシーカラーダイヤモンド
ダイヤモンドは無色透明だけではなく、カラーもあります。
ダイヤモンド+色味があり輝きは紛れもなくダイヤモンドであり、比較的優しく落ち着いた色味が多くなっています。
そのカラーダイヤモンドも稀に産出されるもので、価値が高いものとなっております。
そんなカラーダイヤモンドをご紹介します。
イエローダイヤモンド
黄色味の程度は微量な窒素の量で決まります。
南アフリカのケープ州から算出されるダイヤモンドにはイエローのものが多かったのでイエロー系ダイヤモンドを宝石商は「ケープ」と呼んでいます。
イエローダイヤモンドはオレンジを帯びていない、カナリア色、レモン色が好まれます。
⚠イエローダイヤモンドには処理して黄色にしたもの、また合成イエローダイヤモンドも作られているので注意が必要です。それらには宝石としての価値はありません。
ピンクダイヤモンド
ピンクダイヤモンドはオーストラリア・アーガイル産と、その他で採れるものがあります。
ジュエリー市場に流通するダイヤモンドの中のわずか0.01%未満と奇跡の宝石と言っても過言ではありません。
色に個性があり、小粒で紫がかったものや、比較的大粒の薄い桜色のものまで様々です。
供給がごく限られているので非常に高価なうえ、大粒の物はほとんどが還流品です。
そしてピンクダイヤモンドは色が最大のポイント!
ご購入の際は茶色を帯びていない純色であるかをはじめにご確認ください。(ブラウンダイアモンドは安価なのです)
またアーガイル鉱山のピンクダイヤモンドはすでに掘り尽くされて枯渇し、2020年に閉山してしまいました。
アーガイル鉱山に替わる採掘量や質を持つピンクダイヤモンドの産地はいまだ見つかっていません。
今後ピンクダイヤモンドの価値は更に高くなっていくことでしょう。
もしかしたら、天然のピンクダイヤモンドは今後買えなくなるかもしれません。
美しく、可愛らしく、さらに希少性になるであろうピンクダイヤモンドを手に入れるなら、早いうちが良さそうですよ。

ファンシーヴィヴィットピンクダイヤモンド
ブルーダイヤモンド
別名「ホープダイヤモンド」と呼ばれており、歴代の所有者に不幸をもたらした宝石として伝えられてきました。
現在では、最後の所有者であったハリーウィンストン社が米国ワシントンDCのスミソニアン博物館に寄贈しました。
ブルーダイヤモンドはボロン(ホウ素)という微量成分から由来します。南アフリカのプレミア鉱山から稀に算出されます。
色は薄めでもグレーがかっていないものが美しいとされています。
ブルーダイヤモンドは稀少性が宝石の価値を決めている典型的な例と言えます。
またブルーダイヤモンドの有名な産地は南アフリカにあるカリナン鉱山で、過去には29.6カラットの巨大ブルーダイヤモンドが採掘されました。

ウィンストンブルーダイヤモンド
まとめ
宝石の王様であるダイヤモンドの性質、産出国、カラーダイヤモンドについてお伝えしました。
もう一度お伝えします、ダイヤモンドは火気厳禁です!
アッという間に気化するというわけではないのですが、せっかくのダイヤモンド💎大切にしてあげましょう。
またカラーダイヤモンドもほんの少しの物質が混入することで色味を帯びるなんて不思議ですよね。
ダイヤモンドの繊細さが垣間見えた気がします。
ダイヤモンドの輝きを持ちつつ、カラーバリエーションがあるのはとても魅力的ですね。
どのカラーダイヤモンドにも濃淡があり人々を魅了させます。お気に入りのダイヤモンドを是非見つけてください😊
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