千種区の今池にあります高価買取専門店、おたからや今池店の鈴木です!!

当たり前のように私たちが使っているショルダーバッグ。

肩にかけて両手を自由に使うことのできるショルダーバッグは、今でこそ最も一般的なバッグの形ですが、その“当たり前”を1世紀近くも前に創り出した女性のことをご存じでしょうか。

その女性の名はガブリエル・ボヌール・シャネル。ココ・シャネルの愛称で知られる、世界的ハイブランド・シャネルの創業者です。

ココ・シャネルが生み出した最もクラシカルなショルダーバッグをルーツとするシャネルのマトラッセには、今でも色褪せることのない魅力がたくさんつまっています。

今回はそんなマトラッセについて、さまざまな角度からその魅力に迫りたいと思います。

マトラッセってそもそも何?

マトラッセは1929年に誕生し、その後シャネルのデザインとして利用され現代でも絶大な支持があるブランドです。

「MATELASSE」と表記され、フランス語でキルティング素材を表します。

表裏2枚の生地を別糸で接合したように織っており、表と裏が縫い合わされた部分はへこみ、その他の部分は膨らむ造詣によって美しい模様が出来上がることから、日本では「ふくれ織」と言われています。

もともとは、素材をしっかり固定するという縫い方であったものが、後にシャネルに利用されることによって、デザインとしての良さにも注目されています。

今や、シャネルの財布と言えばマトラッセと言わしめるほどシャネルを象徴するようなデザイン・代名詞として君臨しています。

また、シャネルではキルティング素材が使用されていない時計・サングラスなどの雑貨もマトラッセとして含まれており、「ダイヤ型で格子状」のデザイン全般をマトラッセと呼んでいます。

詳細解説!マトラッセバッグはこうなっている!

シャネルを代表するチェーンショルダーバッグ、マトラッセ。 ここからは実際に実用的サイズとして人気の25cmのマトラッセを例に、バッグの細部をご覧いただきながら、その魅力に迫りたいと思います。

2.55(元祖のショルダーバッグ)のオリジナルの素材はソフトラムスキンでしたが、こちらはカーフスキンを使用。カーフとは生後6か月以内の子牛の皮で、牛革の中でも最高級とされています。

シャネルのバッグは全て、一枚革の中で最も品質の優れた中心部分のみを使用して作られています。

 

上質なカーフの表面に美しく細かい凹凸を施した革は、シャネルでは“キャビア(グレインドカーフ)”と呼ばれています。傷に強く丈夫なキャビアは、マトラッセの中で最も人気がある素材です。

バッグの外観。しっかりとした重厚感があり、存在感も抜群!一目で質の高さが伝わってきますよね。

“マトラッセ(matelasser)”とはフランス語で「綿入れをする」「(毛などを)詰める」という意味で、ふっくらとしたキルティングのことを指し、日本語では「ふくれ織り」と訳されます。

このマトラッセは、シャネルの中でも最も重要なモチーフの1つ。後述しますが、シャネルの時計やジュエリーにもデザインとして取り入れられています。

このふっくら感が伝わるでしょうか。デザイン的な美しさもさることながら、マトラッセは生地の強度を高め、長持ちさせるための工夫でもあります。

↑フラップから本体部分にかけてのダイヤ柄の完璧な整合性にもご注目ください。高い技術で丁寧に作り上げられていることが窺われますよね

バッグの裏側です。ここにはバックポケットがついており、開口部が優雅な弧を描く様子から“モナリザスマイル”とも呼ばれています。

チェーンストラップは、ダブルで持ち手を短くしたり、シングルで肩掛けにしたりとお好みで使い方を変えられるほか、バッグに収納してクラッチのように持つこともでき、3WAYで使えるようになっています。

一世紀近くも前にこの仕組みを考案したココ・シャネル…女性デザイナーならではの視点が活かされた、画期的なバッグだったことは想像に難くありません

バッグのショルダーチェーン。

ココ・シャネルは、当時街を闊歩する軍人が肩から下げていたチェーンから、このチェーンストラップの着想を得ました。

チェーンにはバッグ本体と同様のキャビア加工された革が、きつくもなく緩くもないよう絶妙な加減で編み込まれています。

チェーンストラップは、肩にあたることで洋服が傷まないようとても滑らかな感触。チェーンのこのしなやかな動きは、シャネルの熟練の職人の手作業によってはじめて実現されるのです。

バッグのフラップ(蓋)を開閉するクラスプ。“CC”マークが施され、最高級の本革のバッグに揺るぎのないシャネルのアイデンティティを主張しています。

クラスプを回すと小刻みに「キリキリ」と音がします。

さて、それではバッグの中を見てみましょう。

外側のフラップを開けるとこのような感じ。ダブルフラップ仕様になっていて、内側にもう1つフラップがあります。

クラスプの裏側の金具にもしっかりとシャネルの刻印があります。

大外のフラップ内側にファスナー付きのポケットがありますよね。ここはシークレットポケット”の愛称で呼ばれています。

このポケットは恋人からのラブレターをそっと忍ばせておくために作ったポケットなのだそう!

ココ・シャネルのチャーミングで遊び心のあるキャラクターが垣間見えるエピソードですよね♪

内側のフラップを開けたところ。ここにもひっそりとCCマークがステッチで印されています。

インナーフラップ内部のポケット。

メイン収納部分の中にはさらに3つのポケットがあります。

名刺やメモを入れるのに適したサイズの両側のマチ付きポケットの中央にある小さなポケットは、口紅を入れるために作られたもの。

さっそくシャネルのコンパクトとリップを入れてみました!さすが、サイズがピッタリですよね。

これで必要な時にサッと取り出して口紅を塗りなおす、なんて女っぷりMAXな装備が完成です◎

本体収納部分の向かって左手前側にシリアルシールが貼ってあります。

バッグにギャランティーカードが付属する場合、このシリアルシールと番号が一致するはずです。この番号で年式などを判断することができます。

バッグのマチから底にかけては一枚革で縫製されています。

 

シャネルのハンドバッグの製作には、裁断から仕上げに至るまで180もの工程があります。

ココ・シャネルはバッグの内側にも外側と同じぐらいの美しい仕上げを施すことを信条としており、現在でもそれにならっています。

バッグを内側から外側に返して、まるでバッグの中にもう1つのバッグを作るかのように丁寧に仕上げたのち、どこも傷つけることのないよう細心の注意をもって内側から外側に返されます。

どこをみても美しい内縫いの縫製。 マトラッセのダイヤ柄の整合性も、側面にかけても妥協がありません!!

 

シャネルのレザー職人の高い技術が余すことなく発揮されたマトラッセは、このようにしっかりとしたつくりで重厚感がありながら、手に持った感触は思った以上に軽やか!

ぜひ当店の店頭でお手に取ってみてはいかがでしょうか?

ほかにもある!シャネルのマトラッセ

バッグだけではないんです!!

先にお伝えしました通り、キルティング素材が使用されていない時計・サングラスなどの雑貨もマトラッセとして含まれており、「ダイヤ型で格子状」のデザイン全般をマトラッセと呼んでいます。

バッグ以外のマトラッセをご紹介します♪

1.レディースウォッチ

シャネルを代表する時計といえばまずはJ12が思い浮かびますが、マトラッセをモチーフにしたこんなアイコニックなデザインの時計も。マトラッセウォッチはバングルのように使えてとてもおしゃれ◎

どんな服装にも合わせやすいのも高ポイントです♪

2.ジュエリー

メゾンのシンボル、マトラッセのキルティングパターンがゴールドに美しく刻まれた、アイコニックな「ココクラッシュ」コレクションのリング。

ボリューム感と繊細な“キルティング”モチーフが特徴的なマトラッセピアス

マトラッセバッグ型ブローチ

マトラッセネックレス

まとめ

シャネルのチェーンショルダーバッグ、マトラッセはその人気から数多くのブランドから似たような意匠のバッグが発売されています。当のココ・シャネルも自身のデザインをコピーされることを容認していました。

「コピーされることは賞賛と愛をうけとること」by ココ・シャネル

しかし、本家ともいえるこのバッグを一度手にしたならば、そのラグジュアリーな存在感に、オリジナルの素晴らしさを深く納得していただけるはずです。

またマトラッセのチェーンショルダーは、一生に一度は持ってみたいバッグのひとつと、思う女性の方も多いのではないでしょうか。

マトラッセのチェーンショルダーが、それを使う女性の美しさを引き立ててくれるのは、作られた当時から今日まで変わっていません。