千種の今池にあります高価買取専門店、おたからや今池店の鈴木です!!
カルティエの時計シリーズ第2弾。
今回はタンクシリーズ以外の代表的なシリーズの魅力をそれぞれご紹介いたします!
目次
パシャ
タンクシリーズと時を同じくして誕生したパシャシリーズも、カルティエに欠かせない名作です。
1943年、ルイ・カルティエがモロッコの太守(パシャ)より「自宅のプールで遊泳しながら着けることのできる時計が欲しい」という依頼を受け、製作されたという経緯を持ちます。
1985年この防水時計を原型に、「強さに惹かれる男性に向けて」というコンセプトのもと、パシャ ドゥ カルティエが誕生しました。1980年代当時はオーデマピゲのロイヤルオークやパテクフィリップのノーチラス等、ラグジュアリー・スポーツウォッチが花開いた時期でしたので、カルティエも主力商品としてスポーティーテイストを持ち合わせたモデルが欲しかったという背景もあったのでしょう。
そんなパシャの大きな特徴は、ラウンドケースに独特のリューズプロテクターが搭載されていること!ケースとこのプロテクタがチェーンで繋がれており、それもまたカルティエらしい独創性を感じます。
もっともこのリューズプロテクタ―は時計ケースの防水性や気密性を高めるための仕様でもあります。
誕生当初はメンズラインでしたが、現在はレディースがメインで展開されています。
さらにパシャの中で分類があり、
・35mmサイズ×自動巻きのパシャC
・27mmサイズ×クォーツのミスパシャ
に分かれます。

左:パシャC 右:ミスパシャ
パシャCはボーイズ(男女兼用モデル)となるので、メンズライクな時計が好みの女性にもお勧めできます。
また、ジュエラーが生産するレディース腕時計に機械式時計は少ないので、本格派のモデルが欲しい方は必見ですね。
パシャCは2016年頃に生産終了していますが、中古市場では今なお流通しております。
ミスパシャは小さめサイズがコロンと愛らしいモデル。クォーツという扱いやすさは、初めて高級時計を購入される方にとって嬉しいところでしょう。
パシャC-Pasha C-とは
パシャCの特徴は以下の通りです。
①35㎜と大きめのケース径を持つユニセックスモデル。
②1995年にパシャ誕生10周年を記念して発売された。
③自動巻き時計。
パシャCはラウンドケース、特徴的なリューズプロテクタ、12時位置と6時位置で上品なケースを支えるラグ・・・など、パシャの特徴をそのまま踏襲したスタイルとなります。
しかし、カルティエのレディースラインとしは珍しい機械式時計であることが特筆すべきポイント。
レディースは自動巻きがどうしても少ないために、
機械式時計が好き!でもメンズ時計は考えていない…といった方にもオススメです。
しかもレディース時計では珍しいクロノグラフモデル(パシャC クロノグラフ)やGMT搭載モデル(メリディアン)まで展開されているのです!
時計にこだわりを持つ大人なお姉様にも太鼓判!のシリーズです。
標準モデルは3針+デイトとシンプルにまとまった機構のため、オーバーホール費用も、多機能モデルと比べて控えめに抑えることが出来ます◎
そして100M防水が備わっていますが、これはパシャのルーツによるものですね。
本格的な機械式時計が欲しい。ある程度の年齢になったので、それなりのステータスあるブランド腕時計を、でもおしゃれで他の人とかぶらないような時計が欲しい・・・そんなアクティブ女子におすすめです♪
ミスパシャ-Miss Pasha-とは
ミスパシャもまたパシャのオリジナルを継承しつつ、独自のスタイルを確立しています。
特徴は以下の通り。
①サイズ27㎜とパシャCよりも更に小ぶりのケース。
②ミスパシャにはデイト表記はなく、2針でさらにスッキリしたフェイス、
③クォーツ式腕時計。
発売は2009年と比較的最近ですが、発売開始より爆発的人気を誇り、瞬く間にレディースカルティエの顔まで駆け上がりました。
こちらもモデルによっては100m防水を備えており、日常生活においても安心です。
さらに、女性らしい薄さを備えた、クォーツ式であることもまた特徴。
クォーツのメリットとしては、オーバーホールの頻度が少なく、かつ機械式時計と比べて高精度であること。
少ない維持費で長く愛用することが出来ます。
ミスパシャとパシャC、どちらのモデルにおいても
パシャの特徴ともいえるリューズプロテクタ、そして3.6.9.12のアラビア数字表記などを備えています。
ミスパシャとパシャCの違い
さて2つの比較についてですが、内部的には自動巻き・クォーツと大きな違いがあります。
そしてパシャの魅力といえば、やはりその愛らしいフェイス!
2モデルの見た目の違い…ケース径だけではありません。違いをもとに徹底解説します!
1.針の種類
まずカルティエの伝統といえば、やはりブルースチール針
カルティエのアイデンティティともいえる青い針に惹かれた方も多いのではないでしょうか。

パシャCの場合は縁取りのあるデザインの針が採用

ミスパシャはブルースチール針が採用されているモデルです。
やっぱりブルースチール針が好き!といった方はミスパシャ一択ではないでしょうか。
2.リューズプロテクタ
さて、リューズプロテクタを見てみると・・・

パシャC

ミスパシャ
リューズガードもカルティエの定番、ブルースピネル…?
と思いきや!
ピンクのミスパシャは、ピンクスピネルが採用されており横顔にも統一感が出ています。
パシャCはドレスラインというよりも本格スポーツウォッチのような側面があるため、すっきりとシルバーでまとまった印象。
一方でミスパシャは文字盤や全体の雰囲気に合わせて、ドレッシーでフェミニンに仕上げてきていますね。
同じミスパシャでも、よりカルティエの伝統を重んじたデザインを選びたい方には
ブルースピネル&ブルースチール針を用いたシルバーダイアルのミスパシャ W3140007をオススメ致します。
統一感があり、気高くも愛らしい印象のピンクダイアル ミスパシャ W3140008はオシャレかつスタイリッシュに仕上がります
まとめ
高級感の中にも愛らしさを秘めたパシャ…
プレゼントとしても非常に人気の高いシリーズとなっております。
“ 王の宝石商故に、宝石商の王 ”、歴史とクラフトマンシップが凝縮された一本を、是非ともお手元にて体感してみてください♪