おたからや今池店の鈴木です!

お初です、って方もいらっしゃるでしょう、このアウイナイト

色は美しいのですが割れやすく傷が多いので、コレクター向きの宝石ですが

稀少性が非常に高く、まさにレアストーンとなっています◎

そんなレアストーン・アウイナイトをみていきましょう!

アウイナイトって、どんな宝石?

アウイナイト(Hauynite)
紀元前から宝飾品として使われてきた宝石は非常に少なく、その一つにラピスラズリがあります。

日本でも古くから「瑠璃」の名前で呼ばれ、仏教伝来以来、七宝のひとつに数えられてきました。
また、絵画の世界でも群青と称される顔料としても世界的に珍重されてきました。

その伝統ある宝石の一つであるラピスラズリの構成鉱物の一つにアウイナイトがあります。
ラピスラズリの最も美しい色の主因とされるアウイナイトはアウィンとも呼ばれ、これはかつての著名な鉱物学者のHauy氏に因んで命名されました。

ラピスラズリと言えば不透明な宝石の代表格ですが、アウイナイトは透明で、ファセットカットされたものがあり、今日では希少石の一つとしてコレクターストーンにもなっています。

稀に1.00ctを超えるサイズにも出会いますが、インクルージョンが多く、小さなルースがほとんどです。
メレサイズのものが90%以上のため、0.1ct以上のアウイナイトはもうとても希少と言わざるを得ません。

アウイナイトの性質と価値

モース硬度は5.5 – 6と、あまり丈夫ではないことも分かりました。

アウイナイトをジュエリーに加工して身につけたいところですが、割れやすいために細工がとても困難なのだそう。

取り扱いにはかなりの注意が必要でしょう。

日常的なお手入れは、使用後柔らかい布で拭くだけで十分ですが、気になる汚れがある時は石鹸や中性洗剤を溶かしたぬるま湯の中で優しく洗ってあげるとキレイになりますよ。

多少のアルコールは問題ないと思いますが、念のため過度につかないよう気をつけた方が良いでしょう。

超音波洗浄機の使用はNGです。

そしてアウイナイトの価値は、まずはその美しいネオンブルーの発色にあるでしょう。

ブルーは薄いものよりも濃いものが良いという傾向にあります。

そして透明度の高いもの、キズや内包物が少ないもの程価値が上がります。

前述の通り、アウイナイトは小粒の状態で産出されるため、カラットの大きいものはとてもレアです。

従って、カラットが大きくなる程、価値も上がります。

また、美しいカットが施されたものも高く評価されます。

つまり、美しく濃いネオンブルーの発色で、内包物やキズが少なくて透明度が高く、カラットの大きいアウイナイトは非常に高い価値を付けられるのです。

アウイナイトは非常に産出量の少ない宝石としても有名で、とても希少価値が高いです。実は高価で有名なダイヤモンドと比較しても同じ重量の物ではアウイナイトの方が高額になることもしばしばあり、1ctで100万円以上の値段が付きます。

アウイナイトの蛍光性

アウイナイトの中には、ブラックライトを当てた時に蛍光するものがあります。

同じアウイナイトなのに、蛍光するものとしないものがあるなんて、とてもミステリアスですよね。

ブラックライトでどの程度の変化があるのでしょうか・・・

いかがでしょうか!?

透明でブルーのアウイナイトが、オレンジの蛍光色にはっきりと変化していますよね!

同じ宝石なの?と疑ってしまいますが、間違いなく同じ宝石なんですよ。

アウイナイトには2つの顔があるといっても過言ではありませんね。

希少なアウイナイトの中でも、蛍光するアウイナイトはさらにレアストーンなのではないでしょうか。

アウイナイトの産地

ラピスラズリがアフガニスタンが主要産地にもかかわらず、アウイナイトはなんと先進国ドイツで産出します。
しかも宝石加工産地で有名なイーダーオーベルシュタイン市のすぐ近く、アイフェル鉱山が主な産出地になります。

アウイナイトは、カラーストーンのバイヤーをしていても一生目にしない人もいるほどの希少石なんです。
アウイナイトはいまのところ、世界中でドイツのアイフェル鉱山以外での産出がありません。

アイフェル鉱山は商業的な採掘はすでに終了しており、今後の非常に厳しい環境を考えると、アウイナイトは現在、流通している量から増えることはないと考えられます。
加えて、大きいアウイナイトが産出しにくいこと、宝石への研磨がとても難しいことから、もともとの流通量もとても少ないのです。
これからも流通量が減ることはあっても増えることはまずないでしょう。

アウイナイトのジュエリーは優れた技術者のみが加工出来る逸品!?

産出量の少なさはもちろん、アウイナイトの稀少価値を高める理由の一つとして、加工技術の難しさも知られています。というのも、先にお伝えしました通り、この宝石は非常にもろく傷つきやすいのが特徴で、加工途中で割れてしまうことも。。。宝石の硬さを示すモース硬度は6以下と水晶よりも低いため、研磨することが難しくジュエリーに加工するには精緻な技術が必要となります。こうして、限られた技術者のみが作成出来るこのジュエリーは1ctで100万円以上の価格が付くこともあるほど高価なものとして扱われています。まさに通好みが持つ特別な逸品と言えるでしょう。

一方でアウイナイトのジュエリーを購入する際は、こうした弱点を含めてデザインを選ぶことが大切。特に指輪など衝撃が加わる可能性の高いものは、しっかりと石が保護されているか、デザインをチェックするのも重要なポイントとなってきます。

とはいえ独特のコバルトブルーのカラーが見る者の心を虜にしてしまうこの宝石。元々稀少価値が高く特別な価格で取引されていますが、その品質の判断基準はカラーと透明度。中でも最も人気が高いのはコバルトブルーの色味が濃いアウトナイトです。この色味はアウイナイトでしか出せないほどの鮮やかで美しく、この宝石特有の不思議な魅力を引き立てます。また、内包物を含みやすいのも特徴の一つとして知られる中で、不純物が無く透明度の高いものは最高品質であるとされています。

まとめ

今回ご紹介した世界でも屈指のレアストーンであるアウイナイトの魅力的な世界はいかがでしたか。

「サファイアよりも美しくて高価」といわれることもあるアウイナイト。

どんなに小さいものでも強く輝き、存在感があります。

最近はジュエリーにセットされたアウイナイトも流通しているので、ネオンブルーの輝きを身に着けることができるようになりましたね。

でも、硬度が低くて割れやすいという特徴を忘れずに、注意深く優しく取り扱いましょう。

アウイナイトの中にはブラックライトで蛍光するものもあり、色の変化には本当に驚きました。

私もアウイナイトが欲しくなってしまいました。

宝石との出会いは常に一期一会。ステキなアウイナイトとご縁がありますように!

奇跡的に産出される最高品質なものは「ドイツのサファイア」と呼ばれるほど。誰もが美しさに心を奪われてしまう逸品を特別な日の記念として、また自分へのご褒美として、ぜひ身につけてみてはいかがでしょうか♪