世界には多くの宝石がありますが、その中でも一番高価な宝石は何でしょう??やはりダイヤモンドでしょうか。。。
今回は世界一高価な宝石や最も高価とされる宝石についてご紹介します!
目次
1カラット当たり一番高価な宝石は?
現在、世界で一番価値が高いと言われているのが「ファンシービビッドオレンジダイヤモンド」。
ダイヤモンドは一般的には透明度(クラリティ)の高いものほど高品質とされますが、一定以上の色が付き発色の良いダイヤモンドは色相名の前に「ファンシー」を付けて呼ばれ、通常のダイヤモンド以上に高値で取引されます。
こちらの「ファンシービビッドオレンジダイヤモンド」は、2013年11月にジュネーブで開かれたクリスティーズオークションに出品され、1カラット当たり240万ドル(約2.4億円)で落札された世界一高い宝石です。
なぜファンシカラーダイヤモンドがここまで高価になるかと言うと、通常のダイヤモンドの1万分の1と言われる希少性にあります。さらに大粒の石となると世界でも数えるほどしか産出がなく、こちらのオレンジダイヤモンドのように驚くような価格になるのです。
総額が一番高価な宝石は?
落札総額で世界一価値が高い宝石は「ピンクダイヤモンド」です。
こちらの「ファンシービビッドピンクダイヤモンド」は2013年11月にジュネーブで開催されたサザビーズオークションに出品されたもので、その落札額はなんと8302万ドル(約85億円)という驚愕の価格で話題となりました。しかしながら落札者が購入代金が支払えなかったため不調となり、サザビーズが買戻すことになったそうなのです。
そこで2017年4月に香港で再度オークションにかけられることになり、香港の宝石商が約79億円(5億5300万香港ドル)で落札しました。史上最高額で落札されるという話題に事欠かないダイヤモンドなんです!

59.61ctのピンクダイヤモンド
世界四大宝石の一番高価なものはなんでしょう
ダイヤモンド「コ・イ・ヌール」
コ・イ・ヌールはインドで発見された、世界最古のダイヤモンドの一つとして知られています。
最初はおよそ187カラットであったそうですが、紛争によって多くの君主の元へ渡り、現在の所有者である英国王室へ贈呈された後105.6カラットにリカットされたと記録されています。
インドでは長い間、多くの君主による権力争いが勃発し、コ・イ・ヌールを含む宝石の略奪などが企てられました。
コ・イ・ヌールの隠し場所を白状させるために君主が拷問にあったり暗殺されるなどしたため、呪いのダイヤモンドとしても知られるようになったのです。
長い歴史を経て、パンジャブは英国の支配下となり、コ・イ・ヌールも東インド会社を経て現在の所有者英国王室に渡り、ヴィクトリア女王に献上されたコ・イ・ヌールは1851年、大博覧会で展示されました。
その後このコ・イ・ヌールはアレクサンドラ妃、メアリー女王、クイーンマザー(エリザベス女王の母)、エリザベス女王のそれぞれの王冠に配されたものが引き継がれ、現在この王冠はロンドン塔に厳重な警戒の下で保管され、王室宝飾品の展示室で一般公開しています。
現在エリザベス女王の王冠に配されたコ・イ・ヌールは、イギリス王室が所有するダイヤモンドの中でも、最も価値のあるものの一つとなっています。
ちなみに、イギリス王室が所有するロイヤルジュエリーは、合計で100億~120億米ドル(約1兆530億円~1兆2600億円)ほどの価値があるといわれています。
コ・イ・ヌールはダイヤモンド自体の価値に加え、歴史的価値により、もはや値段はつけられないそうですが、値段がつけられないほど高価といコ・イ・ヌールは2020年の世界で最も高いダイヤモンドのランキングで見事1位の座に輝きました。
ちなみにインドは英国に対し返還要求をしたそうですが、英国が拒否したようですよ!!

王冠の正面:マルタ十字にセットされたコ・イ・ヌール ダイヤモンド
ルビー「クリムゾン・フレーム」
非常に希少なミャンマー産ルビー「クリムゾン・フレーム」が1,830万ドル(約22億4,000万円)で落札され、1カラットあたり120万ドル(約1億5,000万円)となります。
そもそも3カラット超えの大きなルビーは滅多にない!
そんな中、15カラット!!しかも「ピジョンブラッド」!!ルビーの中で最上級の品質のものになります✨
ピジョンブラッドは酸化クロムの含有量が1%のときに生成される希少なルビーで、ダイヤモンドよりも高値で取引きされることもあります。

クリムゾン・フレーム
サファイア
1995年にマダガスカルで発見された90,000カラットもの原石に、2年の歳月をかけて彫刻を施した「ザ・ミレニアム」は、世界最大のサファイアとして知られています。
その金額は推定で200億円とも言われています。

ザ・ミレニアム
この大きさは言わずもがなですが、細かく施された細工により、さらなる魅力をかきたてます。
巨大なサファイア原石には、彫刻を施されることになります。イタリアのアーティストがデザインを担当し、彫刻には134のテーマが込められました。
その後3人の職人によって、カットと彫刻がスタート。2年もの歳月をかけて12.3㎏(61500カラット)の彫刻品に生まれ変わり、「ザ・ミレニアム・サファイア」と名付けられました。
初期イスラムの人々がメッカや祈祷の方向を知るために使われたアストロラーベや、ギザの大ピラミッド、万里の長城を始め、アインシュタイン、ガンジー、モーツアルトといった歴史的人物などが彫刻されています。

彫刻されたサファイア
エメラルド
2017年、巨大なエメラルド原石が発見されました。重量はおよそ360㎏。高さは1.3メートルもあり、180万カラットに値する巨大なエメラルドの原石です。現在の価値はおよそ3億9百万ドル(約335億円)だと言われています。
200メートルの地中深くにあった原石を掘り出すには、10人もの労働者と1週間という期間がかかりました。
現在は匿名の個人が所有していますが、盗難や家族の身の危険を恐れて、原石を安全な場所から場所へと移動させているそうです。所有者がこの原石を売ったり寄贈するといった意志は見せていませんが、購入したいという声は続々と上がっている様です。
まとめ
世界一1カラットあたり高価な宝石、世界一総額が高価な宝石、世界四大宝石の世界一高価な宝石たちを紹介させていただきました!
個人的にはオレンジダイヤモンドが好みですが・・・
世界一高価なのはダイヤモンドかなぁ、と思っていたけれどまさかの価格付かず!
ザ・ミレニアム サファイアはもはや宝石というより芸術ですね♪
エメラルドも何かしら手を施したらもっと素晴らしい形になるでしょうし、今後も大きいサイズのものや、クオリティの良い宝石が発掘され、世界一が塗り替えられる可能性もあり楽しみですね😊
デザインが古くてや、ご使用されなくなりました宝石がございましたら是非当店までご相談ください◎